ここまでの2ページで、リードエンジニアの定義と必要性について見てきました。

ここ最近、リードクラスのエンジニア争奪戦が激しさを増していますが、 リードエンジニアが不足しており、いつまでもその不足が解消されないのはなぜなのでしょうか。

キャリアパスとして確立されてこなかった

リードエンジニアの話で共通していることとして、

リードエンジニアのキャリアパスがあったわけではなく、目の前の問題を解決していたら いつのまにかリードエンジニアのスキルセットが身についていた

ということです。

つまり、そこに明確なキャリアパスや育成プランがあったわけではないため、いつのまにか リードエンジニアになっていた野良リードエンジニアが大多数、ということですね。

また、キャリアパスや育成プランが確立されてこなかったため、

あたりの知見もどこにもまとまっておらず「ニーズは高い」が「再現については不明点も多い」というのが現状、と考えています。

スキルセットの特殊性、機会の少なさ、人気のなさ

リードエンジニアは、その職務上、エンジニアとPMの中間的な役割と果たすこととなり、

ハードスキルに分類される技術力(設計力、実装力)だけでなく、

ソフトスキルに分類されるいくつかのスキル(交渉力ファシリテーション力)に加え、